ペンツール選ぶ

イラストレーターで名刺を作ろう 第1回

今日はデザイナーの必須ツール「イラストレーター」の使い方をご紹介します!

私は雑貨デザインや、自身のオンラインショップのバナー等をデザインする時
illustrator(イラストレーター)」というグラフィック製作ソフトを使用しています。

このイラストレーターとフォトショップがないと仕事にならないと言ってもよい程
毎日のヘビーユースしているアプリケーションです。

しかしながら、イラストレーターもフォトショップもプロ用のソフトなので高額。
慣れるまでは操作がわかりにくくて
ビギナーには敷居が高いアプリケーション…。
という訳で、一般にはイラストレーターをお持ちの方も少ないんですよね。

しかし、昨今はなんでも自分で器用にこなすユーザーさんが増えて来たようです。

「フォトショップ教えて!」

「イラストレーター詳しい? 教えて!」

と友人や知人に言われる事がとても増えてきました。

という訳で、このブログではざっくりと簡単に
ビギナー向けにイラストレーターの使い方をお伝えしたいと思いますので
参考になさってくださいね!

今回はイラストレーターで名刺を作ってみましょう!
実際に私が依頼された「名刺デザイン」の仕事を例に解説します。

*PCはMac OS X(10.9.4)、使用ソフトは「Adobe illustrator C.S 5.1」です。
お使いのバージョン、PCによってインターフェイスや用語が異なりますがご了承ください。

1.新規ドキュメント作成

まず、イラストレーターを立ち上げて新しくファイルを作ります。

イラストレーターで名刺をデザイン

「ファイル」メニュー→「新規」を選びぶと…「新規ドキュメント」が現れるので、
元になる画用紙のサイズを設定するイメージでこれから作るデータの基本情報を設定します。

絵を書く前にどんな紙のサイズにする?という設定なので
細かい部分は気にしないで進みましょう!
もっと紙を大きくしたいな、という時は後で変更可能です。

画像のように各項目を設定します。

ドキュメント情報の設定

名前:「◯◯◯◯◯◯◯◯」
適当なファイル名をここに入れましょう。
ここでは「島田歳三の名刺」としました。
因みに歳三(としぞう)は愛犬の名前です(*^_^*)

新規ドキュメントプロファイル:基本CMYK にします。

これを選ぶと以降の設定はお任せで入れてくれますので、触らずでOKです。
RGBはWEB用の色の種類なので、印刷に最適な「CMYK」を選びます。

「OK」を押すとまっさらな画面が出て来ますので
ここでデザインをする事になります。

*今回、名刺の依頼をくださった方のご希望が「海外の方へごあいさつ用」とのことでした。
お能を本格的に習っている方だったのでお能を舞っている和装のご本人写真を元にイラストを起こす事にしました。

写真をそのまま使っても素敵ですがイラストに描き直すとガラッと印象が変わって表現が広がります☆

 

2.下絵となる写真を用意して配置する

似顔絵等をイラストとして入れたい場合は
元になるご本人写真をjpg等の「画像データ」で用意します。
絵が得意な方は鉛筆等で手描きした下絵を使っても勿論OK!
今回はリアルなご本人イラストにしたかったので、実際の写真を使います。

「ファイル」「配置」で用意した画像データを選択すると…

画像の配置

このように配置されます。

画像配置後

これを下絵のようにして、その上にイラストを描いていきたいので
「レイヤー」という透明な階層を追加します。

「レイヤー」のウィンドウで「新規レイヤー」を選ぶと…

レイヤー機能

「レイヤー1」の上に「レイヤー2」が増えて
2層になっているのが分かりますね。
※新規レイヤー等のメニュを出すには
レイヤーのウィンドウがある右上の小さいメニュー(▼に複数の横線)を押すと出てきます。

レイヤー機能02

「レイヤー1」に下絵となる写真があるのがわかりますかー?

その上にある「レイヤー2」にイラストを描いていきます。

まずは「レイヤー1」の写真が動かないようにロックします。
目のアイコンのすぐ右にある□をClickすると、錠のマークが付き、これでロック完了!
これをするとすごくやりやすくなります。

レイヤー機能02

「レイヤー2」を選択した状態(ブルーになります)にしてから、いよいよイラストを描いて行きます!

レイヤー機能03

 

 

3.ペンツールで描いてみよう!

「ペンツール」を選びます。

ペンツール選ぶ

ペンツールは「ベジェ曲線」というクセのある描画方法なので
ビギナーさんには超難関です(;_;)
ここではペンツールを使った場合をご紹介していますが、ベジェ曲線がまだ使えない方は
「鉛筆ツール」(フリーハンド感覚でベジェ曲線が書ける)や「ブラシツール」(絵画の絵筆のような使い方ができる)を使いましょう。

鉛筆ツール
▲鉛筆ツール

ブラシツール
▲ブラシツール

今回はイラストレーターの醍醐味
象徴とも言える「ペンツール」の使い方で解説してゆきますね。

長くなってきましたので、本日はここまで。
次回は実際にイラストを描いてみます!

イラストレーターはペンツールによる「ベジェ曲線」の描き方が一番難関で
慣れるまでかなり熟練を要するのですが、いくつかイラストを描くと慣れてきます。

当然ながら、趣味や自身の普段使い用あえて緩めのタッチが描きたいなどでしたら
無理にベジェ曲線を使う必要もありません。
「かっちり、きっちり描きたい」という目的では無いなら
ずっと直感的に使える「鉛筆ツール」や「ブラシツール」で十分!

用途によって使い分けましょうー(*^_^*)

*今回作例として登場する名刺デザインをご依頼くださったO様。ご協力ありがとうございます。
この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!!!
Adobe Illustrator(アドビシステムズ公式サイト)
https://www.adobe.com/jp/products/illustrator.html?promoid=KLXLT

 

【 イベント情報 】
ZUKKY Factoryのイベント開催情報です!
お近くの方は是非遊びにいらしてくださいね(*^_^*)

【& SCENE 手創り市】
様々な手創り品のお店が出展しますよ!
とても整備の行き届いた緑が美しいお寺の境内での開催です☆

日時:2014年8月24日(日曜日)9~16時
※ZUKKY Factoryは搬入の都合により、10時オープンを予定しております。
※雨天中止です。ご注意ください。

会場:養源寺(ようげんじ)
東京都文京区千駄木5-38-3
※ご来場の際には公共交通機関のご利用をお勧めします。
※お車の場合は専用駐車場が無いのでコインパーキングをご利用ください。

ZUKKY Factory ブースNo. 89

アクセス等詳細は公式ページにてご確認ください↓
http://www.andscene.jp/index.html