揺れるママ心 〜初めてのピアノ発表会〜

先日、8歳の娘のピアノ発表会がありました。
彼女にとっても家族にとっても
初めての体験で一同でわくわくドキドキ!

本番当日は大きなトラブルもなく
よく弾けてめでたしめでたし!だったのですが
親として考えさせられる自分の変化、感情の揺れがありました。

私自身は「こうあるべき!」という思い込みや固定観念がたくさんあります。
誰だってあるんじゃないでしょうか。
一方で 「偏った思い込みはなるべく捨てたい」とも…。

今回は娘の演奏の仕上がりが

「メロディーとして最低限聴ける程度のクオリティでないとNGでしょ!」

という思い込みでした。

「私は寛容で何かあってもどっしり構えている母だ」と自分を過大評価?していたと思います。

よく考えてみれば、趣味の子どもの発表会でどんな演奏を披露したって問題ないですよね。

さて、前日のリハーサルで
通しで初めて娘の演奏を聴いてびっくり!

何箇所もつっかえ、間違い、弾き直す…
とても曲として聴いていられない…。
メロディーが成立していない感じ…。

「こんなひどい演奏をする子は、きっとうちの子だけだ…あぁ、恥ずかしい…」

と思ってしまいました…。
(ポコちゃん、ごめん)

「大舞台で観衆に聴かせするには微妙すぎる…」
と感じました。

挙げ句には先生の指導にまで疑問を持つ始末です!
(先生は完成度を重視しない訳ではなくて、音楽は「楽しく」の精神だったんだろうと思います)

せめて少しでも上手に弾けるようにと
リハから帰ってすぐ何度も練習させました。
私はその晩は、よく眠れませんでした。

当日の朝もおさらいをさせて、いざ本番!

すると…
これまでで一番上手く弾くことが出来ているではありませんかっ!
本当に魔法が掛かったようでした!

「あのリハはなんだったの?」

不意打ちを食らい呆然です…
演奏を終えたときには涙がこみ上げて来ました

前日の追い込み練習が功を奏したのか?
娘が本番にとても強いタイプなのか?

「私は母としてこんな風になっちゃうんだな…」と。
すごく考えさせられました…。

「これくらい出来て当然。出来てないと恥ずかしい」

という考えは
「絶対押し付けてはいけない!」と意識して気を付けていました。
しかし、我が子のことになると
ものすご~く難しい。

目に入れば子どもの様子は気にかかり
つい余計な事を言ってしまいそうになります。

「子どもと離れている事は必要!」
「子離れ」の必要性を強く意識した2日間。
良い経験でした。
急激にメンタルが疲弊しましたけどね!