日々起こる出来事や感じた事、気付きを書き留めておかないとすぐに忘却の彼方に行ってしまう。
忘れても問題は何も無いけれど、書くことで自分の思考を整理できる。
すると不思議なくらいに気持ちが落ち着き、気分良くなれる。
次に何をすれば良いか、という具体的な行動リストも自ずと湧い来るから、やっぱり書くことは良い。
更なる発見形として、誰かに見て貰えるようにしておけば(ネットを介してブログなどで公開)、誰かの何かの役に立つこともあるだろう。
という訳で、しばらくブログを更新していなかったけれど、書こうと思います。

今日の午後は乳腺科の主治医と面談。
大学病院の待ち時間が長いことはいつも覚悟していますが、今日は今までで最長の待ち時間もなるかも!
後から急遽、予約したせいか、一番最後の時間帯15時30分しか選べませんでした。
予約時間に受付しましたがなんと19人待ちとの事!
これは…3時間は待つことになりそうです。
この時間を使ってこのブログを書いています。
私は10年前に乳がんに罹患し、治療を終えていましたが、昨年2024年の春に局所再発してしまい、今はホルモン治療をしています。
幸い副作用はかなり軽い方だと思われ、ごく普通の日常を送ることが出来ています。
私の局所再発は、左乳房内に7mm大の乳がんがあるのと、内胸リンパ節(胸骨の傍にあるリンパ節)に1つ5mm大の転移があります。
再発した乳がんの種類はいわゆる「タチの良いタイプ」とか「おとなしいタイプ」と呼ばれるもので、サイズも小さく、悪性腫瘍であることは間違い無いのにその中でも軽度とは不思議な気持ちです。
ややこしいのですが、左乳房の腫瘍は初発とは少しずれた位置にあるので、初発の取り残しが再燃したのではなく、新たに出来た可能性が高いのだそうです。
(初発は左乳房に1cm程のがんが出来、温存術で手術済み。この時の乳がんもタチの良いタイプでした)
乳がんのガイドラインによると、再発の中でも局所再発と遠隔転移再発とは区別するそうです。
局所再発はがんが局所に留まっていると考え、再び根治を目指して、手術や放射線治療などの局所的な治療を行います。
一方で遠隔転移再発は他の臓器に転移が見つかった事を言いますが、他の臓器に転移しているということは画像には映らない転移が全身に散らばっていると考え、薬物での全身治療(抗がん剤、ホルモン治療が主体になります。
(手術や放射線治療は基本的にはしない。)
私はホルモン治療だけをしていて、手術や放射線治療をしなくて本当に大丈夫なのか?が治療始めてからずっと気になっていました。
受診の度に、なんども言葉を変えて主治医に質問したし、自分なりに調べたり、相談できるネット上のサービスを利用したり、経験者の例を調べたりしましたが、私の疑問はスッキリ解消できず…
どうしても納得できませんでした。
2025年の年明けとともに、ある乳腺外科の先生に相談したところ、今のホルモン治療だけ、というのは極めて消極的。手術、放射線治療、分子標的薬(という近年発展した新しめの薬)の追加を勧めるとの意見。
今の治療と対極のような積極的な治療で、びっくり!?いや、これは全く想定内の回答でした。
「このままの治療で良いの?」とずっと疑問だった私にとっては「ああ、やっぱりそうですか!」といった感じです。
2024年の春に局所再発したので、診断から10ヵ月ほど過ぎてしまいましたが、今からでも手術(可能なら放射線治療も)が有効なら是非やりたいです。
根治が目指せるなら、出来る事は何でもやりたい。
主治医は何と言うでしょうか。
主治医の治療方針に違を唱えるようで少し緊張しますが、もう私は以前のように怯まないできちんと自分の言葉で状況説明と自分の意思を伝える事が出来ると思います。
(以前の私はもっと自分軸がぐらぐらで何をするにも自信がないとこがありました)
再発が分かってから、どんな心持ちで向き合うべきか、主治医との関係で大切なこと。乳がんの最新治療などいろいろ勉強してきました。
その甲斐あってか、かなり自分自身を俯瞰的に見て、対策を取って行動出来るようになりました。
受付後、1時間半が経ちましたがまだまだ呼ばれません。
やっと半分終わり、あと10人程待ってる患者さんがいます。
(結局、5時間待ちでした!流石にひどい!けど仕方ない…)
乳がん患者は本当に多いですね。
(私と同じ乳がんの人がこんなにいると思うと、仲間が多い気がして、そこは少し嬉しい)
今日は主治医との面談の他に、リュープリン注射(ホルモン治療の一環)と患者支援センターで初めて相談もしてきました。
患者支援センターはすごく良かったので、また機会があれば書きたいです。
主治医との面談の結果も次回書きたいと思います。
※私の治療は一例に過ぎませんが、同じ乳がんで治療中の方にとって何か参考になれば嬉しいです。