主治医と治療方針の相談

乳がん治療

※局所再発乳がんの治療変更の話。前回のブログで、放射線治療科で照射NGとなったところまでお話しました。今回はその結果を持って乳腺科の主治医と今後の治療方針について話したことについて書きます※

2025年1月23日

放射線治療科で「内胸リンパ節転移には放射線照射できない」と言う結果をもらい、
その結果を踏まえて同日に乳腺外科の主治医と面談をしました。

同じ日に2つの科を受診する形です。

どんな治療方法に変えるかを決める、割と大切な診察ということになります。

主治医の見解としては…

今年の3月に(あと2ヶ月で3月。丁度ホルモン治療が1年経過したタイミング)、MRIとPET-CTの画像検査をし、治療効果を判定する。
その結果次第で、必要ならば薬をスイッチし、内胸リンパ節転移の消失を狙う。
内胸リンパ節転移が消失したら、左乳房の全摘手術を行う。

というもの。
私はその提案にとても納得して、それに従うことにしました。

今、ホルモン治療内容は…

●タモキシフェンを毎日服用
●月に1回リュープリン注射(通院)

この2つで女性ホルモンをぐっと抑えていて
3ヶ月に1回のペースで超音波検査で
左乳房の腫瘍と内胸リンパ節転移のサイズをチェックしてもらっています。
1年で僅かに小さくなっている(2mm程度小さくなった)のですが
劇的に小さくなるとか、超音波画像上では消えてしまった、というようなことはなく、
横ばいといった所。
それでも大きくならずに済んでいるので、効いていると言えるのだそうです。

これを1年の節目にMRIとPET-CTでよりクリアに判定します。

もし「効果が今ひとつだから薬を変えましょう」となれば、
例えばこんな風になります。

●タモキシフェンをより効果が強いアナストロゾールに変更
●分子標的薬のCDK4/6阻害剤(アベマシクリブ、パルボシクリブ)を追加

CDK4/6阻害剤は、他の乳腺外科医にネットで相談した際に提案があったので
気になっていろいろ調査済みです。
分子標的薬も副作用が出るので、慎重に検討されるべき治療との事でした。
いわゆる殺細胞性の抗がん剤よりはずっと凌ぎやすい副作用ですが
骨髄抑制、脱毛、下痢、倦怠感などが代表的で
今よりもQOL落ちて、楽ではなさそうだなぁという印象です。
薬価もものすごい金額なので、当然ながら、使わなくて済むなら使わない方が良いです。

という訳で、まとめると。

まずは3月の受診まで今のホルモン治療を継続。
3月受診時に、その場で超音波検査。
MRIとPET-CTの予約を取る。
恐らく4月にMRIとPET-CTを行う。
その結果次第で、薬スイッチするなど新たな治療方針が決定。

となりました。

分子標的薬を使うとなれば、副作用がどんなものかが一番不安ですが
使ってみたら意外に大丈夫かも知れないし、考え過ぎないようにしています。
いずれするであろう左胸の全摘手術も怖くないぞ!とは言えません…。

でも、不思議と今日は清々しい気持ちでいっぱいなのです!
治療の道筋がくっきりと見えたから安心したんだと思います。

これまでは「この治療本当に大丈夫?」とずっとモヤモヤしていたのでー。
行動して良かった。

乳がん治療はサブタイプによって、標準治療が異なり、個人差も大きく
決して一概には言えません。
私の治療方法も一例でしかありませんので、その点をご理解お願いします。

内胸リンパ節転移の実際の治療方法や体験談が少ないので
私の経験談が似た境遇の方の参考になれば嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました