キリンの生態

知れば納得!不思議なキリンの生態 〜その2〜

私がデザインする作品にも度々登場している「キリン」
何よりもその特徴的なフォルムと美しい斑(まだら)模様が目を引く、とても不思議な動物です。

キリンについていろいろと調べてみると面白い発見が沢山ありました。

前回は「模様の意味は?」「首が長くて貧血にならないの?」という素朴な疑問について解説させて頂きました。
( 前回の記事 知れば納得!不思議なキリンの生態 vol.1)
今回は…

「角の中身は何で出来ているの? どんな機能なの?」

について調べてみました。

「角の中身は何で出来ている?」
キリンの角、ホワっと毛に覆われているような?
あの角の中身どうなっているのか?骨なのか?と思ったので調べてみました。
中身は骨でしたが、その骨が形成される順番、仕組みが牛などの角とは異なるそうです。

キリンの生態

「キリンの角は雄雌ともにあるが、この角は全体に毛の生えた皮膚で覆われ、わずかにその先端だけ角質化して硬くなっている。キリン科の角はウシ科の角とは違い、頭蓋骨についた骨が伸びて角の芯になるのではなく、角の中に骨が出来、それが伸びて頭骨と繋がるのである」
出典:Yahoo知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q128561582


「キリンのツノは、子どもの頃は頭骨と離れていて、オトナになるにツノの中に骨の芯が出来てきて、それが頭骨とつながる」
出典:ポレポレで行こう!
http://dabdab.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/tsuno-3.html
「キリンの角は何の為?」

それにしてもそもそも何の為の角なのでしょうか?

調べて行くとその角の数は2本ではなく、5本である事も分かりました。
よく見える2本の角の他に額にもう1本。
さらに耳の後ろ、耳の付け根あたりに2本(メインの2本の角よりもかなり短く目立たない)あるのだそうです。
額の膨らみは確かに見覚えがあるけれど、耳の後ろの2本は全くの初耳!!!

「5本もあるし、オス同士、敵との戦闘等で使うのかな?」と思いきや
今の所は諸説があり、まだ角の用途・目的ははっきりしていないのだそうです…。

角は首がまだ短く角で戦闘をしていた祖先の名残で、今は使っていない。
退化した角が名残として残っている。という説が説得力があるように思いました。

因みに、キリン同士の戦闘では長い首をしならせてぶつけ合い、激しいバトルをするのだそうです!
草食のおっとりしたイメージとはかけ離れた「迸るエネルギー」を感じます。

「専門家のなかには「キリンの角は、雄同士が格闘のときに使う」という説を唱える人もいますが、実際それほど役に立っているようには思えないんですよね。
キリンは長い頸を鞭のように振るって互いにぶつけ合い闘うのであって、角を突き合わせたりなんてしませんから。
結局、誰も説得力のある説明をし得ないのが現状、と言って構わないでしょう。
「使わないのに何故、角があるのか」と問われれば、「祖先から引き継いだ形質」と言う、何とも歯切れの悪い説明をするほかありません。
どんな動物も「今の姿が完結形」であったりはしませんから───、
「かつて角を突き合わせて闘っていたものが、姿が変わり闘いの様式が変わったことで無用の長物と化し、退化しつつあるものの、新生代完新世の時点で『キリン』と呼ばれているこの動物の頭には、まだ立派な角が残っている」
───ということであるかも知れません。」
出典:Yahoo知恵袋より抜粋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1112708131
ホントはどんな意味があるのかな…。
きっと人間によって解明されていないだけで、意味がない身体のパーツなんてないはずですよね!

いずれにしてもその独特のフォルムは見れば見る程不思議で
まさに「珍獣」ですね。
まだまだ知りたい疑問が沢山湧いてきます。
これからも「キリンの生態」について触れてご紹介してゆきたいと思っています。