糸イメージ写真

ミシンの知識〜ボビンには種類があるので要注意!〜

こんにちは!
工場長のずっきーです。

今日はミシンを使う人は必ずお世話になる「ボビン」の種類についてお話します。

糸イメージ写真

先日、久しぶりに「ボビン」をAmazonで購入しました。
(手芸店まで買いに行かなくても送料無料で届けてくれる日本のEC事情・物流事情に感謝)

ミシンには上糸と下糸の2種類で縫い進める仕組みですが
「ボビン」とは下糸を巻きつけておくもののこと。

既に多めに持っていたので、追加で購入することも数年無かったのですが
扱う糸の色が増えるとボビンもその数だけ合ったほうが便利です。
新作を作る際に糸の色も増え、ボビンを購入することにしました。

一番気をつけなくちゃいけないのがその種類とサイズ

1種類ではないんですねー。
家庭用のミシンの場合は H-1型、H-2型、H-3型 と大きく3種類に分かれています。
主な違いはボビンの厚さです。

  • H-1型 11.5mm
  • H-2型 9.0mm
  • H-3型 10.5mm

ボビンの種類
(出典元:clover)

このように1mm、2mmの違いだけで使えなくなってしまいます(TдT)
良く似てるのでご購入の際はお気をつけくださいね!
小学校のお子様をお持ちの親御さんは
庭科で先生からボビンを購入して持参するよう指示があるかも知れません。

そのような時も先生にちゃんと確認してくださいね!
(先生も「どの型で、どのサイズなのか」を明記してあげてください)

高額な商品ではありませんが、
せっかく用意したのに使えなかったら非常に切ないので…。

※私はこういう時、ノギスで計測して確認してから購入しています。
ノギスはステンレス製の立派なものも持ってるんですが、
軽くて動きもスムーズな100均ノギス(ダイソーにて購入)が非常に使いやすくて愛用しています。
ご参考まで!

因みに、ボビンを使う下糸の構造は大きく2種類あります。

・垂直釜(半回転、全回転)
・水平釜

水平釜が最近の家庭用ミシンの主流です。
水平釜式だと、ボビンを収納するボビンケースが不要です。
私が使用しているのは垂直釜なのですが、水平釜ならボビン無しだから
下糸セットの手間が軽くなりそうですね。

詳しくはこの辺りが参考になるかと思います。
ミシンのしくみ  ミシンについて
(出典元:日本ヴォーグ社 手づくりタウン)

雑学:
Wikipediaによると、ボビンの語源はこう書かれていました。

「ボビンはラテン語の「Balbum」を語源とし、原義は「ごとごと音を立てて回るもの」だとされている。その言葉が西欧各地に伝播し、最終的にフランス語の糸巻きを表す「Bobine」に変化して現在に至っているといわれる。」(一部抜粋)
(出典元:Wikipedia)

アンティークなミシンのイメージ写真

ミシンの発祥は16世紀ヨーロッパ。
そして日本に入って来たのはペリー来航の時、19世紀だそうです。
天璋院(NHK大河ドラマになった「篤姫」)が最初に扱ったと言われています。
そう言えば、大河ドラマで宮崎あおいさん扮する篤姫がミシンを楽しそうに使っていましたね!

私はミシンの恩恵を日々受けているので
先人のテクノロジーに感謝して、作品を創りたいと思います。